体罰関する参考の本 「体罰の社会史 新装版」
近年、体罰が事件として取り上げられる事が多くなりました。
(勿論、ネットの普及等もあり情報を得られる機会が増えたことも要因の一つと考えます。)
(*体罰・・私的に罰を科す目的で行われる身体への暴力行為)
ご紹介する本は「体罰の社会史 新装版」です。(1989年(初版)発行。)
膨大な参考資料を基にして、体罰についてまとめられています。
この問題を考える上では、良書と思いますのでご参考に
体罰史という角度から日本社会を考え、そのみかたの一仮説を提示したつもりである。
私自身は一応体罰否定論者であり、体罰を実行したこともない。
しかし、どんな場合にも体罰がいけないのか、と言われれば、明確な解答はできにくい。
本書は、体罰を容認したり否認したりする社会雰囲気をその背景となる社会の実情や価値観との関連で把握することを問題としている。
「しつけの目的は、自分で自分を支配する人間をつくることであって、人に支配される人間をつくることではない。」ハーバート・スペンサー